【マイクラ】Java版の他エディションとの違いと強みを網羅的に解説【比較・必要スペック】
Minecraft Java Edition(以下、マイクラJava版)はサンドボックスゲーム「マインクラフト」のバージョンのうち、Javaプラットフォーム上で動作するエディションの名称です。JavaプラットフォームはWindows、Mac、Linuxの全てに対応しているため、異なるシステムのPCを持つ人とマルチプレイしたい場合に最適と言えるエディションです。
また、現状無料で遊べる追加コンテンツであるMODが豊富にあるのはJava版のみであるため、これらを遊びたい場合にもマイクラJava版は必須のエディションであると言えます。
この記事ではマイクラJava版のメリット、購入を検討している方への他エディションとの比較の情報をお伝えしていきます。
マイクラJava版は追加コンテンツに料金がかからない
マイクラのプラットフォーム毎の追加コンテンツ
Java | Windwos10 | Mobile | Xbox One, Switch | 3DS, PS4 | |
---|---|---|---|---|---|
MOD | ○ | △ | △ | ||
マーケットプレイス | ○ | ○ | ○ | ||
ダウンロードコンテンツ | ○ | ○ | ○ |
Windows10、MobileではMODに近いアドオンが導入できます。
※Mobileとほぼ同等のAmazon Fire版、デバイスが特殊なVR版(Gear VR, Oculus)、プラットフォームが最新でないLegacy Console版についてはこの記事では比較対象にしていません。
MOD
MODはマイクラに新ブロック、MOB、テクスチャ、スキン、音楽などを追加したり、システムを根本から変えたりする追加コンテンツで、非公式に配布されているものです。
次に紹介するマーケットプレイスやダウンロードコンテンツはマイクラに元々用意されている形でコンテンツを追加するのに対し、MODはマイクラの実行ファイルそのものを書き換えるため、通常のマイクラとは全く異なる体験を得ることができます。処理方法を変更して動作を軽くしたり、コマンドを利用して大量のブロックを同時に編集したり、チェストやインベントリを1クリックで整列したり、MODによるカスタマイズ性は無限大です。
マイクラJava版は2011年にリリースされてから歴史が長いため、その中でユーザーの需要に向き合いながら何度もコンテンツの改善と追加を繰り返してきたMODは非常に質が高いものが多く、コンテンツの量も申し分がないと言えるものが多いです。
マーケットプレイス(Minecraft Marketplace)
Minecraft Marketプレイス
では、プレイヤーの見た目を変更する「スキンパック」、ブロックの見た目を変更する「テクスチャパック」、新ブロック、MOB、テクスチャ、スキン、音楽など包括的にコンテンツを追加する「マッシュアップパック」、既製の建築物が含まれるワールド「アドベンチャー地図」、その他には「ミニゲーム」、「サバイバルスポーン」が提供されています。
コンテンツには無料のものと有料のものがあり、有料コンテンツの購入には別途「マインコイン」の購入が必要です。
マーケットプレイスのコンテンツは欧米圏のユーザーをターゲットにしているものが多いです。実際にアクセスしてみて良いと思うコンテンツがあるか見てみてください。
コンテンツ名 | タイプ | 価格 |
---|---|---|
ユニクロスキンパック | スキン | 無料 |
モダンテクスチャHD | テクスチャ | 990マインコイン(約668円) |
パルクールスパイラル | アドベンチャー地図 | 310マインコイン(約210円) |
価格の日本円は、Nintendo SwitchのMy Nintendo Storeで8800マインコインパック / 5935円を購入した場合の参考価格です。
ダウンロードコンテンツ(DLC)
DLCには、プレイヤーの見た目を変更する「スキンパック」、ブロックの見た目を変更する「テクスチャパック」、新ブロック、MOB、テクスチャ、スキン、音楽など包括的にコンテンツを追加する「マッシュアップパック」が存在します。
コンテンツは確認できる範囲のものは無料で提供されています。
追加コンテンツにかかる料金の違いのまとめ
MOD | 無料 |
---|---|
マーケットプレイス | 一部無料、1つあたり数百円~千円程度 |
ダウンロードコンテンツ | 無料 |
また、MODのメリットは高いカスタマイズ力と歴史の長さから来る質の高さ、無料であること、マーケットプレイスやダウンロードコンテンツのメリットは対応プラットフォームの広さであると言えます。
マイクラJava版はJava版とだけマルチプレイできる
マイクラJava版と3DS版は同じプラットフォーム同士でしかマルチプレイができません。裏を返せば友達がマイクラJava版や3DS版を持っていて一緒に遊びたい場合、これらのエディションを購入する必要があります。
マイクラJava版のMODの数の違い
Java / MOD | 14580 |
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Windows10, Mobile / アドオン | 2501 |
現在最も多くのMOD・アドオンを掲載している海外サイト「CurseForge」でMOD数を調査した結果、Java版のMODは14580個、Windows10版・Mobile版のMODとアドオンは2501個という結果になりました。
Java版は他のプラットフォームに比べて5倍以上のMODがあり、MODを遊ぶのに最も適していると言えます。一方、Windows10版・Mobile版にはMODとアドオンがあり、Minecraft公式のアドオンやマーケットプレイスで入手可能なアドオンが含まれています。遊びたいデバイスが決まっている場合で、MODも遊びたいという方はWindows10版・Mobile版をおすすめします。
マイクラJava版はMac、Linuxでもプレイできる
PCのOSがMac,LinuxのPCの場合、マイクラはJava版のみプレイできます。Linuxでは一部MODが動作しないという問題もあるため、MODを遊びたいと考えている場合はWindowsかMacのPCを用意することをおすすめします。
マイクラJava版はマルチサーバー向き
Java版とWindows10版は、自分だけのサーバーを建てることができます。お友達と一緒にプレイする場合、インターネットにサーバーを公開して自分のサーバーへ人を招きたい場合はJava版かWindows10版がおすすめです。以前の章で書いた通りJava版とWindows10版ではMODの数が5倍以上も違うので、MODを本格的に楽しみたい場合はJava版がおすすめです。
また、マルチサーバーの同時接続数はWindows10で20人、Linuxは無制限となっています。他のプラットフォームでRealmsを利用するのに比べてはるかに多い同時接続人数を許容しているので、大規模マルチプレイサーバーを目指すのであればJava版の利用は必須です。
さらに、Java版にはBukkitというマルチプレイでプラグインを導入できるサーバータイプが存在し、これはシングルプレイの多くのMODと違い、他の参加者にプラグインの導入を要求しないという特徴があります。Bukkitプラグインには荒らし対策などマルチプレイならではの便利なものが多数存在します。
Get BukkitマイクラJava版の操作性の違い
マイクラJava版はPC限定のエディションであり、通常でサポートされているのはマウスとキーボードを使った操作方法になります。プロコンなどのコントローラーを使いたい場合、キーボードとマウスの操作をソフトウェアを介して間接的にマイクラへ伝えれば良いので、コントローラーにキーボード入力を割り当てる以下のようなソフトを使えばコントローラーを使うこともできます。
JoyToKey - 窓の社このマウスとキーボードで操作する方法はPCで3Dゲームの操作に慣れている方にはとてもおすすめです。キーボードを使うためコントローラーに比べて割り当てられる操作の数が多いのも特徴です。
マイクラJava版に無いもの
マイクラのJava版に無いが他のプラットフォームにあるものは以下です。
クロスプラットフォームプレイ | Windows10、Mobile、Xbox One、Nintendo Switch、PS4ではお互いにマルチプレイで遊ぶことができます。 |
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画面分割プレイ | Xbox One、Nintendo Switch、PS4ではマルチプレイで画面を最大4分割してお互いの画面を見ながらプレイできます。 |
コントローラーサポート | Java版以外の全てのプラットフォームでは専用のゲームコントローラーやタッチスクリーンでのプレイをサポートしています。 |
マーケットプレイス | Windows10、Mobile、Xbox one、Nintendo Switchではマインコインを用いて追加コンテンツを購入することができます。 |
ダウンロードコンテンツ | Windows10、Mobile、3DS、PS4ではスキン、テクスチャ、マッシュアップパックなどのコンテンツをダウンロードできます。 |
公式マルチプレイサーバー | Windows10、Mobile、Xbox One、Nintendo Switchでは公式サーバーでマルチプレイができます。 |
Realms Plus | Windows10、Mobile、Xbox One、Nintendo Switchでは50以上のマーケットプレイスのパックにアクセスし、ローカルや自分のRealmで遊ぶことができます。10人までのプレイヤーをRealmに招きこのコンテンツで一緒に遊ぶことができます。 |
実績・トロフィー | Windows10、Mobile、Xbox One、Nintendo Switch、PS4では課題をクリアすることで実績・トロフィーを獲得出来ます。 |
ペアレンタルコントロール | Windows10、Mobile、Xbox One、Nintendo Switchでは主にお子様がプレイする場合などに使える、制限を加える設定をすることができます。 |
これらの中にどうしても必要なものがある場合、Java版をプレイすることは断念しなくてはなりません。
マイクラJava版のプレイに必要なスペック
マイクラJava版の最低要求スペック
CPU | Intel Core i3-3210 3.2 GHz もしくは AMD A8-7600 APU 3.1 GHz と同等 |
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RAM | 4GB |
GPU(内蔵) | Intel HD Graphics 4000 (Ivy Bridge) もしくは AMD Radeon R5 series (Kaveri line)、OpenGL 4.4 |
GPU(外付) | Nvidia GeForce 400 Series もしくは AMD Radeon HD 7000 series、OpenGL 4.4 |
ストレージ | 1GB以上の空き容量 |
OS | Windows7 以上 もしくは OS X 10.9 Maverics もしくは 2014年以降のLinuxディストリビューション |
マイクラJava版の推奨スペック
CPU | Intel Core i5-4690 3.5GHz もしくは AMD A10-7800 APU 3.5 GHz と同等 |
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RAM | 8GB |
GPU | GeForce 700 Series もしくは AMD Radeon R5 series (Kaveri line)、OpenGL 4.5 |
ストレージ | 4GB~6GB以上の空き容量 (SSD推奨) |
OS | Windows10 もしくは macOS 10.12 Sierra もしくは 2014年以降のLinuxディストリビューション (64bit推奨) |
また、マイクラバージョン1.12以前ではJava7以上、マイクラバージョン1.12以降ではJava8以上が必要です。
マイクラJava版はこんな人におすすめ
マイクラJava版は以下のような人たちにおすすめです。
大量の追加コンテンツを無料で楽しみたい方
マインクには冒険、建築、生産、戦闘、マルチプレイでの交流などの要素がありますが、もしあなたが冒険や生産、戦闘に楽しみを覚える方である場合は、MODを導入していないバニラで遊んでいると飽きてしまうこと多いです。しかし、マイクラJava版であれば大量の追加コンテンツを無料で楽しむことが出来るので、元のマイクラの何倍ものコンテンツを楽しむことが出来ます。追加コンテンツはマーケットプレイスやダウンロードコンテンツにもありますが、前者は有料が多く後者は量が少ないという欠点があるので、無料で大量の追加コンテンツを遊びたいという方にはマイクラJava版を強くおすすめします。
お持ちのPCがMac、Linuxの方
お持ちのPCがMac、Linuxで、マイクラをプレイしたい方はマイクラJava版しか選択肢がありません。
お友達がJava版でプレイしている方
Java版は他のプラットフォームとのマルチプレイに対応していないため、マルチプレイをしたい時にお友達がJava版でプレイしている場合は自身もJava版を使用する必要があります。
マルチサーバーを建てたい方
マイクラで自分のサーバーを建てたい場合はJava版かWindows10版が選択肢で、Java版とWindows10版ではMODの数が5倍以上違います。またJava版にはBukkitサーバーという選択肢もあり、荒らし対策プラグインなどを導入してオープンなサーバーを提供したいケースにも適しています。
マウスとキーボードの操作が良い方
Java版ではマウスとキーボードで操作することができ、PCの3Dゲームに慣れている方や割当キーの多いキーボードに魅力を感じる方におすすめです。